1999年夏・槍ヶ岳山行 |
コースデータ: |
7/30 郡山(2:00)・・・・東北道(佐野IC)・・50号・・関越道(高崎IC)・・ 長野道・・松本IC・・沢渡(8:00)・・・タクシー・・・・上高地(8:30) 上高地出発: 9:00−明神(10:00)−徳沢(11:05)− 横尾(12:05)昼食 (13:00)−槍沢ロッジ(15:00)泊 |
7/31
槍沢ロッジ出発(6:10)−ババ平(6:50)ー水俣乗越分岐 (7:15)−水俣乗越(8:15)−ヒュッテ大槍(11:30)昼食ー (12:30)−槍岳山荘(14:30)泊 |
8/1
槍岳山荘(6:10)−槍ヶ岳山頂(6:30)−槍岳山荘(7:10)− 中岳(8:50)−天狗池分岐(10:30)−天狗池(12:30)昼食 (13:15)−槍沢ロッジ(15:30)−横尾(17:30)− 徳沢(18:15)泊 |
8/2
徳沢(7:00)−明神(8:00)−上高地(9:00)・・・・沢渡(9:30) ・・・・・北陸道・・・磐越道・・・・・・郡山(17:00) |
山行、特に被写体を求めてのそれは天候が全てと言っていい。もちろん 雨や霧の中を歩くのもけして嫌いではないが、それにしても今回の槍ヶ岳 行きは天候に恵まれた。 横尾まではいつものだらだら歩きだが昨年の10月以来の風景 を堪能した。横尾山荘は昨年工事中であった新館が営業を開始したようで あった。山荘前の,新しくなった涸沢への橋を左に見ながら槍沢ロッジに 向かう。途中槍見河原で穂先を見て心がはやる。今回は槍沢ロッジ泊なの でだいぶ時間に余裕があった。横尾までのルートと違い槍沢ルートに入ると めっきり人と合わなくなる。槍沢ロッジではゆっくりと暮れなずむ横尾尾根 を見ながら山の話に花が咲いた。 翌日も快晴の中今回は槍沢を登らず、水俣乗越から東鎌尾根に出て槍へ登ることにする。 分岐から水俣乗越までのルートは思いのほか歩きやすく、ニッコウキスゲや フウロ、オトギリソウが咲き乱れ、展望も申し分ない良いルート だ。東鎌尾根に出るとまもなく槍ヶ岳の雄姿が目の前に見え 一同感激し、しばし足が止まる。さすが槍ヶ岳である。 北鎌尾根を従えた姿はまさに名峰である。少し早いがヒュッテ 大槍で昼食にする。ここからの山頂の展望も素晴らしい。 槍ヶ岳山荘まではきついのぼりが残っていた。辛い登りの後だけに山荘 でのビールのうまかったこと。 山頂へは大渋滞で本日は途中でガスが出てきたこともあり中止した。 2時間待ちとの話も聞いた。満足に岩場を登れない人までいて渋滞に 拍車をかけていた。登ればいいというものではない。人の迷惑も考えて ほしい。マナーは年々落ちているようだ。 夕暮れは素晴らしかった。 短時間ではあったがブロッケン 現象も出現した。 日の出 を見に大喰岳中腹まで行く。その後昨日に懲りて 早々に山頂に上る。渋滞もなくすんなり登頂できた。 期待どうり の眺望が待っていた。 飛騨乗越から中岳にかけて次第に遠ざかる槍ヶ岳、 右手 には硫黄の山脈、行く手には中岳、南岳、奥穂、北穂葉もちろん焼岳、 乗鞍、御岳まで眺望が開け少しでも長くとどまりたいと思う。前回見えな かった富士山も遠くに望めた。氷河公園への下りは相変わらずきつい。 天狗池の逆さ槍を楽しみに下る。 天狗池で昨日登った東鎌尾根と槍を見ながら昼食にする。 池は少し波立ってはいるものの逆さ槍が映って風が気持ちいい。おもわず ゆっくりと時間を過ごす。 槍沢にはまだ崩れてはいたがスノーブリッジが残っていた。 写真を撮ったり花を見たりで徳沢へ到着が予定より30分ほど遅れて しまった。途中槍見河原では最後まで槍の穂先が見送ってくれた。 徳沢ロッジはさすが村営、確認の電話を入れるため横尾へ先行した メンバーの電話が5−6分ほど遅れただけで福島まで電話が入っていた。 横尾泊まりが正解だった。 今日は上高地まで行けばいいのでゆっくりと最後の景色を楽しみながら 歩く。やはり人が多い。河童橋付近は相変わらずの人出で山が見えなけ れば新宿のような混雑であった。 上高地からは昨年の経験を生かしタクシーで沢渡の駐車場に戻る。昨 年はバスで駐車場まで戻ったが、3人だとタクシーと変わらない。 今回は3人のパーティで登った。山小屋泊とはいえ普段の日帰り山行 とは違いどうしても荷物が多くなる。年とともにだんだんとカメラが重荷に なってきた。中板・大判カメラはさらに遠のいたようだ。 |
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徳沢園 | 明神岳 | オトギリソウ/フウロ | 槍沢の雪 |
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東鎌尾根からの槍 | 北鎌尾根と槍ヶ岳 | 東鎌尾根の花畑 | 富士遠望 |
槍穂先の夕暮れ | 槍岳山荘の夕暮れ | ご来光 | 槍山頂からの山並み |
中岳付近からの槍 | 天狗池から東鎌尾根 | 槍見河原からの槍 | 梓川清流 |