yarihotaka.jpg (10689 バイト)

2005年夏・燕岳・北燕岳山行
 コースデータ:
 8/27 郡山(6:16)・・・・東北新幹線(なすの236)・・大宮(7:30)−あさま1号(7:52)・・・・長野(8:53)ー信濃6号(9:00)・・・・・松本(9:50)−あずさ3号(10:27)・・・・・穂高(10:43)・・・乗合バス(10:55)・・・・中房温泉(11:50)  中房温泉出発: 12:00−合戦小屋(15:00)−燕山荘(16:30)泊
 8/28 燕山荘出発(7:10)−燕岳(7:40)小休止ー北燕岳(8:10)−稜線から下山口(8:40)−東沢乗越(9:30)ー北燕沢出会(10:30)-ウド沢出会い(11:30大休止)−中房温泉(13:40)ー有明荘(14:00)  有明荘(16:05)バスー穂高駅(17:00)着 穂高駅(17:05)ー松本(17:30)着・・18:00発・・信濃19号・・長野(18:51)着・・19:34発・・あさま530・・大宮(20:50) 21:02発・・郡山(21:58)

 

*画像をクリックすると大きな画面で見ることができます。ブラウザーの戻るボタンで戻ってください。

 北アルプスへは車で行くのが常であったが、今回は新幹線利用を前提に山行計画を立てた。2日間乗り放題の便利な切符が
発売されていたからである(土日フリー切符18,000円 岩手県、山形県から長野県まで新幹線指定・特急指定を利用可能で
大変便利)。郡山出発は6時16分と早いが、車中で仮眠でき車と比べると負担は非常に軽い。土曜の早朝であまり込んでいな
い。大宮からの長野新幹線は指定が取れなかったが、幸い二人とも自由禁煙席に座ることができた。ただ車内は大宮でほぼ
100%の混雑状態となった。途中の駅からは通路は立っている人でほぼ満杯状態となる。松本で多少待ち時間があったが、
穂高まで快適に列車の旅を満喫した。穂高駅を降りて乗合バスの乗り場が判らなかったが、駅を出て右手だった。手前に大型
のバスが止まっていて見えなかった。運賃は1360円、タクシーだと7千円程度かかる。
 中房温泉到着後身支度を整えてすぐに出発する。左手のトイレ・茶店の先に登山口がある。ここから第1・第2・第3ベンチを
越えて富士見ベンチに着くと合戦小屋まではもうすぐ。ここまではきついがとても歩きやすい。合戦小屋で小休止。
  名物のスイカをみなおいしそうに食べている。値段を聞いてビックリ、一切れ800円。われわれは遠慮した。小屋
の周りにはナナカマドが赤い実をつけている。まだ紅葉は始まっていない。ここでカップめんを食べ
て燕山荘までの最後の登りを開始する。
まもなく雲の切れ目に燕山荘が見えてくる。  数年ぶりの遠望である。 燕山荘への登山道脇には沢山の高山植物
が咲いている。 

やっと燕山荘に到着。目の前に広がる燕岳、雲の切れ間に見えるパノラマに感動する。いつもより人が沢山いる。後でわかったのだが、年に一度の音楽会の当日だった。 燕山荘主人の挨拶と恒例のホルンの演奏のあと弦楽合奏が始まった。 食堂・喫茶室に超満員の聴衆を前に素敵な演奏が繰り広げられ、
大きな拍手を浴びていた。コントラバスはヘリで上げたのだろうか? 翌朝は多少雲があったがすばらしい日の出を見ることができた。 朝日に映える槍ヶ岳を見るのも久しぶ りだ。
 できればこのまま表銀座コースを行きたい。 燕山荘の食事は数ある山小屋の中でも最高の部類に入るだろう。十分に腹ごしらえをして出発する。後ろ髪を引かれる思いで燕岳から北燕岳へ向かう。今回は時間がとれず1泊の山行となった。しかし途中の斜面には一面のコマクサが見られ、
 雷鳥も顔を見せてくれた。槍をずっと見ながら快適な尾根歩きを満喫する。 北燕岳から約30分で道はほぼ直角に曲がり東沢乗越への下りとなる。 東沢乗越分岐を過ぎると道は沢伝いとなり、かなり荒れてくる。気をつけていないと道を間違える可能性もありそうだ。ともかく長い。中房温泉に着くころには膝は笑っていた。かなりあちこち歩いてはいるがこの下りはワースト5に入る。北燕岳の先から燕山荘に引き返して下るのが正解であった。

 

      
常念
安達太良吾妻焼石岳尾瀬涸沢・奥穂白馬唐松岳槍ケ岳八ヶ岳燕岳